英語の歌でリズムを学ぼう!
クリスマスが近くなると、クリスマスソングを歌いたくなりませんか?
私は毎年必ず、クリスマスソングを歌うことにしています。
ちょうどその頃になると、冬休みも近くなり
「授業の進度調整」に入ってきますよね。
そんなときによく歌を歌います。
穴埋めにしたり、動画を見せたり・・・
いろいろな方法がありますが、
この記事では「早く歌いたい!」と思わせる方法をお伝えします!
早く歌いたくてウズウズする! それは、「ひたすら聞かせる」こと
生徒が歌いたくてたまらないという気持ちにさせる方法・・・
それは
「ひたすら聞かせる!歌わせない」ことです!
1.お手本を歌う(ワンフレーズ)3回くらい
2.単語の数だけ下線を黒板に引き、それを指で追いながら歌う(何回も)
3.生徒が、聞こえた単語を言ってきたら、下線に単語を書いていく
全部埋まるまで何度でも歌う
4.歌詞が埋まったところで、文字を指で追いながらお手本を歌う(2回くらい)
2.単語の数だけ下線を黒板に引き、それを指で追いながら歌う(何回も)
3.生徒が、聞こえた単語を言ってきたら、下線に単語を書いていく
全部埋まるまで何度でも歌う
4.歌詞が埋まったところで、文字を指で追いながらお手本を歌う(2回くらい)
ここでやっと・・・
5.リピートアフターミー!
5.リピートアフターミー!
1~4までは、生徒は歌いません。ひたすら先生の歌を聞きます。
生徒は何回聞くことになるでしょうか?
最低でも15回くらいは聞くことになります。
そうすると、初めて聞く歌でもメロディは覚えることができます。
言語習得で大切なのは「大量のインプット」です。
とにかく聞くことが大切。
この方法であれば、初めに大量のインプットをすることができ、さらに
まだ歌わないの?早く歌いたい!という気持ちを高めることもできます。
歌詞を後出しにすると、英語のリズムがわかる
この方法では、まず「音」を聞かせて、「文字」は後回しにします。
例えば定番クリスマスソング「ジングルベル」を文字なしで聞くと、このように聞こえます。
そして、手順3では、聞こえてきた単語を生徒に言わせます。
すると、「ジングルベル」「ワット」など、習った単語を言い始めるので、埋めていきます。
でも、「it」「is」「open」などの単語は、簡単なのに、なかなか言わないんです。
なぜなら、it is がつながって「イリズ」になっていたり、
horseとopenがつながって「ソープン」になっていることに気づけないからです。
このように、単語と単語がつながって音が変化することにはなかなか慣れていないことがわかります。
そんなときは、ドヤ顔で
「horse」と「open」を書くと
「えー!」となります。そこで区切れてたの?という感じですね。
この気づきが大切ではないかと思うのです。
また、歌詞が明らかになった後で歌おうとすると、
どうしてもうまく歌えない部分が出てくるのです。
メロディーに歌詞がはまらず、歌いきれないことがありますよね。
それは、「全ての単語を”1つのリズム”として読んでしまう」せいです。
もっというと、「早く発音される部分」がわからないためです。
そこで生徒に、
「どこがスピードが速いかな?」とたずねます。
すると、it is の部分と、in a の部分!と言いますので、
その部分を黒板で強調して歌ってみます。
そうすると、結構上手に歌えるようになります。
Jingle bells! Jingle bells! Jingle all the way!
Oh, what fun it is to ride, In a one horse open sleigh! (Repeat)
Oh, what fun it is to ride, In a one horse open sleigh! (Repeat)
この「速く発音される部分」は実際の英語でも同じで、
重要じゃない単語(機能語=伝えたい部分の核とはならない単語)は速く、弱く、適当に発音されることが多いです。
歌はメロディで容赦なくリズムが制限されるため、より英語らしいリズムの練習にはもってこいです。
実際、この歌を練習しているとき、生徒が
「単語がつながっている部分が難しい」
と言っていました。素晴らしい気づきです!
そうだよね、と共感しつつ、
「ここをマスターできればかっこいいよ!英語っぽく聞こえるよ!」
と励ましておきました(笑)し、事実そうだと思います。
歌えるようになってきたら、先生と一緒に歌ったり、生徒だけで歌ったりして、
最後は動画音声とともに歌います。
列ごとに歌う場所を決めて歌っても楽しい!
歌詞を配って他の部分も歌おう!
他の部分がどうなっているのか知りたい生徒や、どんな意味か知りたい生徒もいるでしょう。
その子たちのために、全部の歌詞が書かれたプリントを配布します。
意味は家でも調べることができるので、私は扱わないときが多いですが、
意味を調べさせたり、予想させたりしてもいいと思います。
使用したYouTube
1 Jingle Bells
2 Happy Xmas (War Is Over)
↑ 1年生時にJingle Bellsを学んだ学年では、2年生でジョン・レノンのHappy Xmasを歌いました。こちらは歌詞を調べさせ、彼が込めた思いを考えさせました。
ただのクリスマスおめでとう!という歌ではないことに気づけた生徒は少数でしたので、補足説明をしました。
3 I Just Called To Say I Love You
英語の教科書に載っていました。to不定詞のときにいいですね。
4.Let It Go
否定の命令文と、Be動詞の命令文が同時に使われていてちょうどよかったです。
「先生が歌う」っておもしろい!
下手でもいいので、はずかしがらず、歌ってみましょう!
「先生が歌う」って面白いものです。先生自身の自己開示も大切です!
来年は新しい教科書になりますね。どんな歌が載っているのか、楽しみです♫