【現在進行形】YouTube活用で生徒を惹きつける!授業例

ゲーム



現在進行形の導入に役立つASMR

ASMRとは、最近流行りの「耳が気持ちいい音」を流す動画のジャンルです。
スライムをこねるものや、ものを食べる咀嚼音のものが人気です。

☟のような動画を使います。

 

↑二人いれば、主語をtheyにして。

注意!
このような音が苦手な生徒もいます!また、くちゃくちゃする音などは聞いていて気持ちのよい音とは言えません。
ほんの一瞬にする・咀嚼音ではなく動作音を選ぶなど、工夫しましょう。

画面を見せずに音だけを聞かせて、
What is she eating?
とたずねます。生徒は
ramen? soba? udon?
などの単語をつぶやくので、そうしたら画面を見せて
Yes! She is eating ramen!
と言います。そして書く。リピート。
次は、heにしたり、theyにしたり、eat以外の動詞を使ったものを取り上げます。
They are playing table tennis.
He is eating potato chips.
She is cooking.
新しい文法を扱うときは、「場面」と「用法」が大切。
「場面」=目の前で動作が進行している → 動画で実感
「用法」=be動詞+ing
この「用法」を導くためには、areやamもあるといいですね。

現在進行形の言語活動は、定番のジェスチャーゲーム!

バラエティ番組などで、お題をみた1人がジェスチャーをし、パネラーが当てるというゲームを見たことがある人も多いのではないのでしょうか。

それをそのままやります。

タブレットなどに、パワーポイントのデータを入れておきます。

生徒一人を前に呼び、タブレットを見せてジェスチャーをさせます。

わかった人が手を上げて、答えます。

答え方は、You are studying English! など、Youを主語にします。

その後、書く活動ではIを主語にして書きます。

この活動は、疑問文でやったほうが自然ですが、進行形の導入の日にもうやってしまいます。

私は、疑問文の時にも同じ授業をしました笑

ただ、お題をもっと難しくして(eating dinner, eating breakfastなど、ジェスチャーにしたら同じやろ!というのもたくさん入れて)
たくさん質問させました。

また、答える時もしっかりYes, I am. / No, I’m not.を使って答えるよう指導しました。

ジェスチャーゲームでの注意点

注意点は、「お題を読めない生徒がいる」ということです。

文字を読むことが順調にできるようになる生徒もいれば、studyがスタディーと読めない生徒もいます。残念ながら、フォニックスの学習が足りていないのですね。

でも「スタディーだよ」と聞けば「勉強する」とわかる生徒が多いです。音がわかれば意味もわかるのですね。

そういう生徒には先生の助けが必要です。

私は、肯定文のときは、初めてということもあったので「演じる生徒」の近くに行き、わからなければ教えてあげました。

でも、疑問文のときは「答える生徒」の近くにスタンバイし、「演じる生徒」には

「わからなかったら飛ばして、次のお題に行こう」

と指示をしました。

同じ活動を2回やったので、難易度を上げてもいいかな?と思ったからです。

ちなみに、絵を用意すれば一発解決なのですが、スライドが全部で30枚くらいありますので断念しました笑

お題がかぶらないようにしたほうが面白いかと思って・・・

本文を扱った後には、現在進行形の確認も兼ねてRetelling!

「リテリング」という方法があります。本文の内容を、自分の言葉でもう一度再現するものです。絵やメモをもとに、口頭で行うことが多い活動です。本文の内容を十分理解した後に行う、まとめの活動となります。
これを、中1でもやってみましょう。
現在進行形の本文では、もちろん現在進行形が出てきますよね。
「コウタは、水を飲んでいます。」「ディーパは、コックを見ています。」
(NEW HORIZON English Course1 Unit9より)
そして、「ここに進行形があるね」など本文の解説をしたり、読む練習を十分したり、Q&Aに挑戦したりした後・・・
「では、この絵を使って、誰が何をしているのかを説明しましょう。
本文を見てはいけません。
何人かに発表してもらいます」
と指示します。少し練習の時間をとり、ペアでやってみます。
ペアでやるときは、教科書の絵を相手に見せて、人物を指さしながら行うので、本文を見ることができなくなります。
その後、ランダムで指名して発表させます。
読み練習をたくさんしたとしても、いざ文字を見ずに説明するとなると難しく、苦戦するものなんですね。でも、答えは本文に書いてあるので、苦手な生徒でも練習を一人で(先生の助けなしで)できます。
本文も活用しながら、現在進行形の用法の定着を図りましょう。
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