中1より難しい内容!でもおもしろい! 受験につながるような授業をしたい
2年生の教科書は、内容も難しく、長さも長くなりますが
とてもおもしろい!
新しい知識が入り込んでくる感覚。とても楽しい~!
生徒にもこのように思ってもらえたらいいんですけどね。
「英文を読む・理解する」で留まらず、
その内容について意見を述べたり、議論したりしたいものです。
限られた授業時間でそこまでできるか・・・できないことが多いです!!!!
ここからは、「実際」と「理想」を分けて紹介します。
授業の流れ
2.New Words 5min
3.Listen 1min
4.Scanning 2min
5.Q&A 10min
6.本文の解説 10min
7.Read 5min
8.Write 10min
9.振り返り 5min
1.今日のお話についてOral Introduction →めあてを板書 2min
※Oral Introductionは全て英語で行います。
今日のお話に関係ある絵などを見せて、What’s this? Do you like this?などを問いかけながらやり取りをします。
2年生はテーマが難しいものがあるので、それを意識させるためにテーマをはっきりさせます。板書するときもあります。
Toda’s story is about “universal design”. Let’s read Kota’s report.
のように、今日やることを英語で伝え、日本語で板書します。
「コウタはユニバーサルデザインについてどう思っているのか読み取ろう。
ユニバーサルデザインについてのあなたの意見を書こう。」
2.New Words 5min
生徒はあらかじめノートに単語と意味を書いています。補足して説明が必要な部分だけ説明します。また、発音を確認して音読できるようにします。
3.Listen 1min
教科書音声を聞きます。教科書を開き、指で文字を追いながら聞きます。
文字と音声が一致していない生徒が多いので、指で追うことを徹底します。
4.Scanning 2min
ここからワークシートを使います。
本文をざっと読み、必要な情報を読み取る練習です。
プリントには日本語で質問が書かれています。
目標につながるような大切な情報かつ、1分くらいで答えが見つかるような簡単な質問を書いておきます。
生徒は答えにあたる英文に鉛筆で線を引きます。
5.Q&A 10min
プリントには、日本語の質問や英語のQ&A、内容一致選択問題などを載せておきます。
分からない単語があったら、教科書の後ろの辞書ページで調べてもよいことにしています。とにかく分からない単語があれば自分で調べて、なるべく自力で解くことができるように励まします。
この部分が、受験につながると考えています。
本番は調べられませんが、今日調べてわかった単語を自主学習で復習したりすることができればよいと狙っています。
机間指導するときには、まず分からない単語を調べること、そして本文のどのあたりに答えが書いてありそうか探すことを助言します。
終わったら、ペアで確認する時間をとり、先生の解説時間になります。
特に英語の質問に対して英語で答えるときは、主語と動詞を忘れないようにする、時制を合わせるなどの大切なことを指導し、受験に対応できるようにします。
6.本文の解説 10min
英語本文と日本語訳例が書かれたプリントを配り、解説します。
主語と動詞がわかりづらいところ、ターゲットとなる文法が出てきているところなどを解説します。できれば簡単に・・・・!
7.Read 5min
ここで音読練習をします。こちらの記事にあるように、様々な方法で練習します。
最初のリピートは退屈で生徒も飽きやすいのですが、必ずリピートから始めます。
インプットが大切だからです。
十分なインプットを与えたあとで、個人練習やペア練習に移ります。
8.Write 10min
本文の内容について、意見などを書くタスクです。質問としては、
Please tell me one example of universal design and explain why it is useful.
What would you do if you had a homestay student from the U.S.?
Which country do you want to go and what do you want to do?
のような感じです。1~2文で書き、発表させてやり取りをしたり板書をしたりします。
良い表現があれば共有し、書けなかった生徒には「いいな!と思ったものを写してみよう」と指示します。
9.振り返り 5min
最後に、今日の学習を振り返って、大切だと思った表現とその日本語、自分の取り組み方を振り返った文章を書きます。
やってみたいこと
- 本文の内容をキーワードをもとに説明する「Retelling」
- 要約文を書く(要約文の穴埋め)
- 単元の最後にまとまった英文を書く
この2つはやってみたいです!でも要約文を作るのが難しく(教科書の内容が短すぎるのとスキルがない)、本文に2時間もかけられないところから、実行できていません。
でも絶対に力がつきます!
毎回ではなくとも、ここぞという単元にいれてみてはいかがでしょうか。